日帝強制動員被害者支援財団

概要

慰安婦動員は日本軍慰安婦と労務慰安婦(あるいは企業慰安婦)に分類されます。まず、日本軍慰安婦は日帝が満洲事変を起こしてからアジア太平洋戦争で敗戦した1945年まで、「戦争を効率的に遂行するため」という名目で、日本軍の性病予防や軍機漏洩防止、現地女性強姦防止などを目的に設置した「慰安所」に動員され、日本軍の性奴隷生活を強いられた女性を意味します。そして、労務慰安婦は日本軍慰安婦の外に炭鉱や軍工事現場などに動員された慰安婦を言います。日本軍慰安婦は就職詐欺、脅迫や暴力による動員、人身売買・誘拐などの方法で動員されました

現在、日本軍慰安婦および労務慰安婦として動員された女性の総数については正確に分かっていませんが、研究者による動員規模の推計には最小約2万人から最大約40万人まで大きな差があります。

[出所：『委員会活動結果報告書』、対日抗争期強制動員被害調査及び国外強制動員犠牲者等支援委員会編、2016、133-134頁]

以上を総合して計算した対日抗争期における強制動員被害規模の総数は以下のとおりです。

強制動員の被害規模*

* 重複動員を含む。慰安婦動員被害者数は除く

** 軍人動員：朝鮮半島内での軍人動員数は、1945年8月基準の朝鮮半島駐屯軍の朝鮮人の数値

*** 軍務員の総数は国民徴用による動員者数を除いた数値

[出所：『委員会活動結果報告書』、対日抗争期における強制動員被害調査及び国外強制動員犠牲者等支援委員会編、2016、135頁]